ニュース & 話題

中学生の心こもる素敵なペイント駅舎、JR隅田駅で感謝祭♡10月30日、先着400人に記念ポストカード配布。

和歌山県橋本市立隅田中学校の生徒たちが「ふる里PR壁画」で飾り、多くの観光客や地元住民から愛されたJR和歌山線・隅田駅(すだえき)」が、老朽化で建て替えられることになり10月30日(日)、「隅田駅」感謝祭が催されることになった。

主催する同線活性化検討委員会は、「このペイント駅舎に、これまでのありがとうを伝えに、ぜひお越しください」とアピールしている。

隅田駅は明治31年(1898)4月11日開業。地元には国宝・人物画象鏡で名高い隅田八幡神社や、中将姫ゆかりの恋野の里、万葉人が往来した真土万葉の里などがある。

平成23年(2011)頃、駅舎は不心得者の落書きで汚されたため、同校の生徒たちが雑巾掛けで必死に美化活動を開始。生徒たちは「きれいな壁画さえあれば、落書きはなくなるかも」と、美術部員8人と卒業生6人の計14人が、「ふる里PR壁画」制作に取り組み、同年末には、「隅田駅舎ペイント完成式典」(JR主催)が開かれ、JRと県・市幹部は生徒たちの尽力を讃え、謝辞を述べた。

同駅の壁面には、隅田八幡神社の例大祭を描き、鳳凰(ほうおう)や提灯(ちょうちん)で飾った御神輿(おみこし)を、ハッピ姿の若者たちが、威勢よく担ぐ姿が生き生き。

真土万葉の里の「飛び越え石」や恋野の「糸の懸け橋」など、ふる里の名所旧跡が、可愛いキャラクターとともに描かれている。

とくに鉄道ファンは、「中学生の心のこもった壁画装飾の駅は素晴らしい。駅の壁画を末長く残したい」と写真撮影に訪れていた。

感謝祭は10月30日午後1時30分~同4時30分に同駅で開催。先着400人に隅田駅感謝祭・限定の「記念ポストカードを配布。ペイント駅舎の壁に、みんなで直接、絵やメッセージを描く駅舎「フリーペイント」を行う。

午後3時からの記念式典では、隅田中学校・吹奏楽部が感謝を込めた演奏会。JR西日本・和歌山支社は隅田中学校にペイントの一部を寄贈する。

雨天の場合は隅田中体育館で記念式典。状況次第で内容変更もある。

写真(上)は隅田駅上りホームの壁画。写真(中)は新しい隅田駅の玄関。写真(下)は跨線橋()こせんきょう)上から眺めた同駅上りホーム。


更新日:2022年9月23日 金曜日 16:13

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事