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橋本の山々に雨雲しぶき、橋本川では白鷺、小魚あさる♡「20日のコンテナによるゴミ収集は台風のため中止」(橋本・防災無線)
台風14号が近畿地方に近づく9月19日正午過ぎ、和歌山県橋本市の山々に波のような雨雲がしぶいて、台風前の景色を繰りひろげ、紀の川に注ぐ橋本川では、滔々と水嵩(みずかさ)の増える中、1羽の白鷺が必死で小魚を漁っていた。
この橋本川は、平成7年(1995)7月の台風・豪雨の際、松ヶ枝橋の橋脚にプロパンガスボンベなどの漂流物が掛かかってダム状に氾濫、商店・民家が浸水した。
県・市などは、元・区長の阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん(故人)撮影の現場写真を基にして、「橋脚のない橋」に架け替え、安全策をとっている。
一方、松ヶ枝橋~古東橋間の川沿いや、旧・高野街道沿いには、約20本の花水木(はなみずき)を植栽。今は「花水木通り」としてちょっとした人気。その幹には頑丈な鉄柵も築いていて、きちっと暴風策を施している。
松ヶ枝橋を渡る人たちは、「きょう明日は、橋本市のハザードマップを読み、テレビ・ラジオで、台風の規模やコースを知りながら、安全策を講じたい」と話していた。
なお、同市環境美化センターは、この日午後3時頃、防災無線で「台風のため、あす(20日)のコンテナによるゴミ収集は中止」と知らせている。
写真(上)は白波のように橋本の弧山にしぶく雨雲。写真(中)は水嵩の増す橋本川で必死で小魚をあさる白鷺。写真(下)は倒木しないよう鉄柵で護られた花水木=橋本川沿いで。
更新日:2022年9月19日 月曜日 16:15