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バナナの花咲いて、青い実も生まれ♡高齢者に味わってもらう~橋本の特別養護老人ホームひかり苑・天佳苑
「高齢者においしい食べものを」と3年前、和歌山県橋本市隅田町中島の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」=堀畑光久(ほりはた・みつひさ)当時理事長=が、施設わきの畑に植えた中南米産のバナナの苗木が大きく生長、9月上旬、初めて赤い花が咲き誇り、青い皮に包まれた長い実が生まれている。
「ひかり苑・天佳苑」は入所者計約200人、デイサービス利用者約25人で、社会福祉法人・福祉施設としては県内最大級。
このバナナ植栽に協力したのは、橋本名物「はたごんぼ茶」の開発者・森岡康次(もりおか・やすじ)さんで、森岡さんは令和元年(2019)10月、同施設の希望により、知友の愛媛県の熱帯植物農家に依頼。施設西側の空き地約700平方メートルに苗木を搬入して、施設職員らと協働で、バナナ5本などを植えて、有機肥料を与え、育ててきた。
森岡さんは「やっと花が咲いてくれた、これで大丈夫」と深呼吸。当時の堀畑理事長と、高幣恵造(たかへい・けいぞう)事務長は「よかった、よかった。これで珍しいバナナを味わってもらえる」と喜んでいる。
写真(上、中)は特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」の畑で植栽3年ぶりに咲いたバナナの花と生まれてきたバナナの実。写真(下)は高さ約5メートルに生長したバナナの木=後ろは「ひかり苑」。
更新日:2022年9月7日 水曜日 17:39