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可愛い錦鯉、波紋も神々しく♡かつらぎ・宝来山神社の小池~参拝者ら疫病退散、芸能復活を祈る

和歌山県橋本・伊都地方は8月31日午前の気温が20度代、正午には30度を突破して、残暑のすさまじさを示した。

それでもかつらぎ町萩原の宝来山(ほうらいさん)神社=森和弘(もり・かずひろ)宮司=の小池では、朱色の輪橋の下で色鮮やかな錦鯉が遊泳して、参拝・観光客の心を潤していた。

同神社は奈良・平安時代の貴族・和気清麻呂(わけのきよまろ)公が勧請(かんじょう)したと伝わり、市杵島姫大神(いちきしまひめのおほかみ)を祀る弁財天社は、拝殿の左手前にある。

鳥居わきには平成27年7月28日、県内の全国高校総体に訪れた、天皇陛下(当時・皇太子徳仁親王殿下)が行啓記念植樹した梓(あずさ、別名キササゲ)=豊岡造園所・奉納=が茂る。

そこから弁財天社へ渡る朱色の輪橋(りんきょう)の下では、大小の錦鯉が回遊して波紋をひろげ、輪橋の影を揺らしている。

弁財天は水の神、財運の神、芸能の神といわれる。とくに今は新型コロナ禍の感染拡大がひどく、映画・演劇・歌謡界などは、きわめて集客の難しい時代。

参拝者は宝来山神社で疫病退散を祈り、弁財天社では「芸能復活」を願って、池の鯉にも手を合わせている。

写真(上、中)は宝来山神社の弁財天社・小池で綺麗な波紋をひろげる錦鯉。写真(下)は弁財天社と小池と輪橋。


更新日:2022年8月31日 水曜日 19:12

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