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オミナエシ(女郎花)、はつ秋の彩り♡橋本・恋野の浮御堂近く~青鷺も梢から眺めて

奈良時代の女性史ヒロイン・中将姫の隠れ里、和歌山県橋本市恋野の浮御堂の池畔で8月30日、秋の七草の一つ、オミナエシ(女郎花)が風にそよぎ、はつ秋の趣(おもむき)を繰り広げていた。

オミナエシは万葉集にも登場し、その名は女飯(おみなめし)の意味とか、おみな(女)へし(圧し)、つまり女に勝る美しさがあるなど、さまざまな説があるという。

このオミナエシは、浮御堂の通路わきで、真っ黄色い小花を散房状(さんぼうじょう)に咲かせ、曇り空の下、まばゆいばかりの彩りを放っている。

近くの高木の梢では、白鷺や青鷺が休息して、眼下のオミナエシや遠くの金剛葛城連峰を眺めて、時折、あたりを飛び回っていた。

恋野の里には、中将姫が観音菩薩を祀って、亡き母をしのんだという「中将が森」などがあり、とくにおいしい「恋の米」は人気で、あたりはゆたかに実る稲穂の風景も素晴らしい。

写真(上、下)は橋本・恋野の浮御堂近くで咲いたオミナエシ。写真(中)はオミナエシや金剛・葛城連峰を眺める鷺の影。


更新日:2022年8月30日 火曜日 16:22

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