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清楚なお顔に巨大なマスク♡かつらぎ公園の平和祈念像~コロナ感染防止、戦争終息祈る

新型コロナ禍が大波のように打ち寄せる中、和歌山県かつらぎ町丁ノ町のかつらぎ公園に立つ地蔵菩薩の姿をした、巨大な平和祈念像が初めてマスクを着用、訪れる参拝・観光客は驚きながら、ロシア・ウクライナ侵攻終息と共に、コロナ禍の感染防止を祈っている。

この平和祈念像は、世界平和を希求する有志による、平和祈念像奉賛会が昭和31年(1956)に建立を決め、洋画家で彫刻家の保田竜門(1891〜1965)が原形デザイン。地蔵菩薩像(コンクリート製台座含む高さ・約22メートル)が完成した。

その台座部分には、世界44か国から収集した小石が塗り込まれていて、公園内には本堂や世界の戦没者慰霊碑、平和の鐘なども設置。参拝者の休憩所や子どもたちの遊具もある。

平和祈念像奉賛会=西山恵修(にしやま・けいしゅう)会長=は今回、世界平和祈願とともに新型コロナ禍の終息を願って平和祈念像にマスク掛けを実践した。

大阪や奈良など都市部から訪れた参拝・観光客は、その巨大なマスクと地蔵菩薩の謙虚な表情に感激。「どうか一日も早く戦争を終わらせ、コロナ禍がひろがりませんように」と手を合わせ、マスク姿の珍しい平和祈念像をスマホに収めていた。

この平和祈念像は令和5年以降、行政財産へ移管。令和4年1月以降の諸行事は、無宗教で行われている。

同公園は紀の川右岸わきの桜の名所にあり毎年、行楽シーズンには、大勢の家族連れやカップルがマイカーで訪れ、平和祈念像に祈りを捧げて、遊具で遊んだり、堤防上を散策したり。楽しいひとときを過ごしている。

写真(上、下)は素敵なマスクを掛けた平和祈念像の表情。写真(中)は平和祈念像と遊具施設もあるかつらぎ公園


更新日:2022年8月27日 土曜日 19:24

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