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噴水しぶきで残暑吹っとぶ♡高野山案内犬ゴン目ぱちくり~女人高野別格本山・慈尊院

和歌山県・橋本伊都地方は8月26日、まさに蒸し暑い「残暑」となったたが、九度山町の世界遺産・女人高野・別格本山「慈尊院(じそんいん)」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=の泉水池では、中空(なかぞら)に放たれる噴水のしぶきが白々とかがやき、夢のような涼しい光景を繰りひろげた。

その南東に祀られている彫像・高野山案内犬・ゴンは金色の満月光背に飾られ、眸(ひとみ)もぱっちり。

弘法大師・空海の立像のそばから、泉水のかがやきと金色の水煙(すいえん)の綺麗な檜皮(ひわだ)葺き本堂を見上げている。

この高野山案内犬ゴンは、昭和63年(1988)春に同院へ住みつき、やがて大勢の参拝者を高野山まで、町石道(ちょういしみち=計約24キロ)を案内。「お大師様の使いの名犬」として愛された。

平成14年(2002)6月、老衰のため永眠したため、同院は「ゴンの石像」を建立。多くの参拝者が、ゴンのやさしさに感謝するとともに、ゴンの冥福を祈り続けている。

この日訪れた参拝・観光客は、高く噴きあがる泉水の勢いと、その沢山のしぶきに、「見ているだけで涼しくなる」と大喜び。

安念住職の話では、同噴水は約3年間、故障で止めていたが、最近やっと修理回復。今年お盆以降、午前9時頃~午後3時頃、勢いよく水を噴き上げているという。

残暑の参拝・観光客は、本堂に参拝後、ゴンちゃんの冥福を祈り、涼風なびく噴水を見上げて「素晴らしい」と大喜び。スマホ撮影も楽しんでいた。

写真(上、下)は涼しさを感じさせる慈尊院境内の噴水=背景は水煙の輝く本堂。弘法大師・空海の石像など。写真(中)は高野槙を供えた高野山案内犬ゴンの石像。


更新日:2022年8月26日 金曜日 19:45

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