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こども狂言、体験してね♡日本の伝統文化・和の心持てるよ~橋本こども狂言教室・受講者募集
日本の古典芸能の一つである「狂言(きょうげん)」を、子どもたちに学ばせ、演じさせたいとして、和歌山県橋本市の橋本狂言会は「こども狂言教室」の生徒を募集。後藤加寿恵(ごとう・かずえ)会長は「狂言で芸の心を学び、素晴らしい社会人に成長してほしい」と入門を呼び掛けている。
橋本狂言会の初代会長は、後藤会長の夫・光基(てるもと)さん(故人)、で平成3年(1991)に「紀ノ川市民狂言」を開催。平成24年(2012)には「橋本市民狂言」と改称。令和2年(2020)2月の29回目・第1部は、こども狂言教室のメンバー9人が4演目に出演。後藤会長の孫娘の紗矢子(さやこ)さんが初登場して「痺(しびり)」の太郎冠者を可愛く演じると、会場は笑顔&大拍手であふれた。
最後に狂言を次世代に伝える「こども狂言教室」で、約15年間学んできた植村和明(うえむら・かずあき)さん・英明(ひであき)さん兄弟が、演目「末広がり」でトリを務めると客席から大きな笑いと拍手を浴びていた。
橋本狂言会によると現在、中学1年生になった紗矢子(さやこ)さんは、そのまま狂言を練習中。植村兄弟は社会人に成長、こども狂言教室を卒業後も、狂言会会員として狂言鍛錬を続けている。
橋本狂言会の話では今後、会員は令和4年9月7日~同5年2月1日の水曜日に稽古を重ねて、同5年2月5日(日)に橋本市教育文化会館3階で発表会を予定。後藤会長は「子ども時代に狂言を学べば、きっと将来が明るくなると思う」と、入会を呼び掛けている。
入会費、年会費などは無料。問い合わせ・申し込みは、希望者の氏名、性別、学年、住所、連絡先、保護者氏名などを同狂言会事務局(岸田さん=電話090・2117・7692)へ。
写真(上)ははこども狂言で痺(しびり)」太郎冠者として初出演した小学校3年・後藤紗矢子(さやこ)さん。写真(中)は前回のこども発表一場面「梟(ふくろう)」より。写真(下)は前回「末広がり」でトリを務めた植村さん兄弟。