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盆間近の高野山・金剛峯寺の切子灯籠に祈る♡8月13日は奥の院参道で3年ぶり「ろうそくまつり」

弘法大師・空海開祖の和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺で、お盆間近の8月11日、大勢の参拝者が山門をくぐり、金剛峯寺正面に飾られた切子灯籠(きりこどうろう)などに手を合わせて、愛する精霊を迎えながら永遠の幸せを祈った。

境内隅の小池では、蒲(がま)の茎(くき)が生い茂り、その先では赤褐色の円筒形の穂が瑞々しく、聖地自然の供花の趣きがあふれる。

近くの壇上伽藍(だんじょうがらん)・中門(ちゅうもん)では、豪快な四天王像が邪悪をにらんでいる。
訪れた家族連れや、若いカップルらは、切子灯籠に手を合わせた後、四天王像にも手を合わせて、祖先崇拝、家族安泰、世界平和を祈った。

日傘姿の2人は、切子灯籠や、蒲の穂を目にして、「やっぱり東京にない風景、とてもうれしい」と呟いていた。

高野山・奥の院参道の恒例の「ろうそくまつり」(万灯供養会=まんとうくようえ)は、8月13日(土)午後6時~午後9時、一の橋から弘法大師・空海の入定(にゅうじょう)している御廟(ごびょう)までの参道(約2キロ)で3年ぶりに営まれる。

同実行委員会=加勢田昌利(かせだ・まさとし)委員長=では。新型コロナ禍のため今夏は規模をかなり縮小して開催。熱中症などの恐れのない人は、なるべくマスク着用するよう、感染防止策を呼び掛けている。

写真(上)は高野山金剛峯寺の山門をくぐる大勢の参拝者。写真(中)は境内の小池で供花のように瑞々しい蒲の穂。写真(下)は金剛峯寺・切子灯籠に合掌する人々。


更新日:2022年8月10日 水曜日 22:20

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