「やさしい歌心で戦争なくそう」♡ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーチャリティーコンサート♡９月２１日、橋本市産業文化会館

「希望の大地」チャリティーツアー、ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーコンサートが９月２１日、和歌山県橋本市産業文化会館で開かれることになった。

橋本ユネスコ協会と橋本市国際親善協会が共催。県内初の開催でコンサート収益金は「ウクライナ人道支援」に使われる。

ナターシャさんはウクライナ生まれ。６歳のとき、父が勤めていたチェルノブイリ原発で爆発事故があり、そこから３・５キロの近距離で被曝、各地で避難生活の後、キエフ市に移住した。

ウクライナ民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、８歳の頃から音楽学校(専門課程)、
２０００年から日本語学校で学び、音楽活動を開始。その水晶のような歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、日本の多くの人々を魅了している。

橋本ユネスコ協会の後藤加寿恵（ごとう・かずえ）事務局長の話では２０１０年、ウクライナ民族音楽舞踊団が橋本で公演した。団員２３人が市内１０民家で３日間ホームステイ。翌年には橋本市民がウクライナでの「再会ツアー」に参加、親しく交流を重ねてきた。

今回は、ロシアの残酷なウクライナ侵攻が続く中、ウクライナの歌姫・ナターシャ・グジー大阪公演があり、後藤事務局長は、彼女の歌とバンドゥーラの響きに感激して、主催者(ボランティア)に「ぜひ橋本でも開催したい」と頼んで快諾された。

後藤事務局長は「ナターシャ・グジーさんは、涙そうそうや、防人の詩など、何を歌っても素晴らしいです。人々に歌心さえあれば、戦争など起きないと思います」と話し、多くの参加を呼びかけている。

同コンサートは橋本市産業文化会館(アザレア)で９月２１日(水)午後１時３０分開場、同２時開演。全席自由で料金は２０００円(当日２５００円)。「未就学児童の参加はご遠慮ください、新型コロナ状況により、予定変更もあり得る」としている。問い合わせは電話０９０・４０３１・９６８３(後藤さん)、電話０９０・６２０１・３８８２(岡本さん)へ。

写真(上、下)は大人気のウクライナの歌姫ナターシャ・グジーさん。写真(中)は橋本市産業文化会館への略図。

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