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雷雨浴びて百日紅あざやか♡橋本・丸高稲荷神社周辺~まさに夏の盛り
和歌山県橋本市隅田町の隅田八幡神社の末社・丸高稲荷(まるたかいなり)神社の周辺で8月7日、色鮮やかな百日紅(さるすべり)が雷雨の中で咲き誇り、日本の真夏の風景を繰りひろげた。
同神社は、小高い丸高山(まるたかやま)山頂にあり、山すその大鳥居から本殿までの坂道には計87基もの朱塗りの「鳥居のトンネル」が続く。
百日紅(さるすべり)とは、木登り上手なお猿さんでもすべり落ちるほど樹皮がなめらかで、開花期間も長いことから、そう呼ばれている。
この百日紅は、同山頂付近や南西側の山すそあたりで沢山開花していて、紅色だけでなく、白や紫の花々が、まるで油彩画のような彩りで、この日は時折、ざぁーっと雷雨を浴びて、より綺麗な輝きを放っていた。
本殿近くには展望台があり、紀州・高野山系や、大和・大峯山系の山々を遠望できる。
すぐ北側の紀ノ光台南公園(約4300平方メートル)には、休憩所やトイレ、駐車場もある。
今はコロナ禍の陰鬱な日々だけに、家族連れらは天気のいい日に訪れ、季節の花々やぶらんこ、滑り台などを楽しんでいる。
[季語・百日紅の俳句5句紹介]
さるすべり美しかりし与謝郡(森澄雄)
学校の昼静かなり百日紅(正岡子規)
木の股に猫眠らしめ百日紅(大野林火)
百日の中の一日百日紅(後藤比奈夫)
さるすべり百日過ぎし紅の濃さ(鷲谷七菜子)
写真は丸高稲荷神社の周辺で雷雨を浴びた色鮮やかな百日紅。
更新日:2022年8月7日 日曜日 20:46