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珍しい誠蓮(まことはす)満開♡高野山麓の天然温泉「ゆの里」近く~お盆間近の仏画風景

和歌山県橋本市神野々の天然温泉「ゆの里」近くの蓮池(はすいけ)で、猛暑続きの8月4日、珍しい誠蓮(まことはす)が満開となり、まさに仏画のような世界を繰りひろげて、近づくお盆と今は亡き家族や親友の顔を思い出させている。

誠蓮普及会・冊子によると、誠蓮は昭和6年(1931)ごろ、福岡の佐藤誠(さとう・まこと)さんが自分の蓮田で、珍しい色彩のハスを発見し、改良淘汰を重ねて、花は濃い紅色で、純白の根は粘り強くおいしい「誠蓮」を完成させた。

この「誠蓮」に感激した、自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所の森下進一(もりした・しんいち)曹長の父が、平成18年(2006)から、天然温泉「ゆの里」近くの自分の蓮池で丹念に誠蓮栽培を続けてきた。

蓮の蕾(つぼみ)や蓮台(はすだい)、巻き葉は、飛鳥時代から仏様に供えられてきた貴重な植物であり、とくにお盆の季節には、弘法大師・空海開祖の霊場高野山・各寺院などで愛され、父の逝去後は、森下曹長が受け継いで、栽培に精魂込めている。

天然温泉「ゆの里」を訪れる、高野山への参拝・観光客らは、綺麗なハスの花に驚いて思わずスマホ撮影。川の清流を引いたハス池は、爽やかにせせらぎ、大葉は風にひるがえり、深紅の花は日に輝いて、真紅のつぼみが沢山ふくらんでいた。

写真(上)は満開の誠蓮。写真(中)は誠蓮の蕾と蓮池のせせらぎ。写真(下)は誠蓮と見事な蓮台


更新日:2022年8月4日 木曜日 16:03

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