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子どもたち「南極の氷」体験♡自衛隊が贈呈・説明~橋本小児童「触ると冷たい、耳には不思議な音」

南極の昭和基地から、第60次南極地域観測協力隊・砕氷艦「しらせ」の持ち帰った氷が8月2日、自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所から、和歌山県橋本市立橋本小学校=に贈られ、全校児童253人が自衛隊員から「南極の氷」について学んだ。

橋本地域事務所の森下進一(もりした・じゅんいち)・有村博文(ありむら・ひろふみ)陸上・海上自衛官が、同校体育館の卓上に高さ約10センチ、約15センチ角の「南極の氷」1個と、3センチ程度に砕いた氷入りコップ10個を用意。

全校児童は2班に分かれて同体育館に集合。自衛官はスクリーンで砕氷艦「しらせ」などを映像紹介しながら、「南極の氷は降り積もった雪が、自らの重みで固まった」「その氷の中には、1万~10万年前の空気が入っている」「南極は地球の氷の9割を占め、これが解けると低い陸地は水没する。地球温暖化については、皆さんで勉強してください」と話した。

この後、子どもたちは先生に見守られながらマスク掛けで手指消毒して、一人ひとり「南極の氷」を体験。大きな氷を両手で触ったり、砕いた氷入りのコップに耳を当てたりして、興味しんしんの楽しい時間を過ごした。

4年生の辻・陽奈多(つじ・ひなた)さんは「さわったら、思ったより冷たかった。耳を近づけるとプチプチと不思議な音がした」とニコニコ話していた。

写真(上、下)は南極の氷に触れて大喜びの橋本小学校の子どもたち。写真(中)は卓上に置かれた貴重な南極の氷とそれに触れる子どもの手。


更新日:2022年8月2日 火曜日 14:02

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