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カンナ満開、空に怪獣・少年雲♡猛暑日の橋本・紀の川左岸~近づくお盆の足音
和歌山県橋本・伊都地方は8月1日、正午の気温が35度を突破、橋本市の紀の川左岸の一角では、満開のカンナの花が強い日差しを浴びながら、国城山(くにぎさん)を背景に「猛暑日」の風景を繰りひろげた。
畑の隅には100数十本のカンナが立ち並び、満開の花びらが風に吹かれ、どんどん花の表情を変えて、近づく「お盆」の足音さえ感じさせた。
南に聳える国城山(標高552メートル)の空では、まるで怪獣・少年みたいな姿の雲が生まれ、怪獣・少年は満開のカンナを楽しみながら流れている様子で、新型コロナ禍などの陰鬱な空気を吹き払っていた。
[季語・カンナの俳句5句紹介]
老いぬれば吾が身丈低しカンナより(三橋鷹女)
女の唇十も集めてカンナの花(山口青邨)
カンナ朱に神の愛憎いづれなる(岡本眸)
緋に憑かれ黄には疲れて夕カンナ(三橋鷹女)
浦々に檀特の花日本海(森澄雄)=檀特(だんどく)はカンナの一種。
写真(上、下)は国城山を背景に満開のカンナの花。写真(中)は猛暑の空を行く怪獣・少年のような可愛い雲。
更新日:2022年8月1日 月曜日 16:22