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「きゅうり加持」で無病息災・諸願成就♡橋本・妙楽寺で本尊・薬師如来に祈る
和歌山県橋本市東家3丁目の嵯峨天皇勅願所・真言律宗・妙楽寺で7月23日、夏野菜のきゅうりに病気や災厄を封じ込めて、暑い夏を無事に過ごす「きゅうり加持(かじ)」の祈祷(きとう)が営まれ、岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職は、訪れた善男善女と共に、無病息災・諸願成就を祈った。
貴重なきゅうりは、橋本の農家でつくる「高野山麓農産物産地化協議会」=笠原伸也(かさはら・しんや)生産部会長=から岩西住職に寄贈。
ご本尊・薬師如来坐像の前の祭壇には、前日までに善男善女が届けた願文・お札付きのきゅうりが供えられ、岩西住職が読経。全員で、心身のすべての病いがきゅうりに移るよう祈った。
同寺では、参拝者全員に奉納きゅうりを贈呈。無病息災を祈願したきゅうりは各自持ち帰り、食べるのではなく、自ら読経を重ねて約1週間後、庭土に埋めて、一切の病魔を取り払う運びとなる。
笠原・生産部会長は「今回は、戻り梅雨のお陰で、おいしいきゅうりができました」と説明。岩西住職の母・康子(やすこ)さんは、訪れた人々にきゅうりを手渡していた。
写真(上)は薬師如来の前の祭壇に供えられたきゅうりの山。写真(中)は妙楽寺(岩西住職)にきゅうりを寄贈する笠原生産部会長。写真(下)は岩西住職と共に無病息災・諸願成就を祈る人々。
更新日:2022年7月23日 土曜日 17:51