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大きな水玉、蓮池に輝く♡橋本・真言律宗・利生護国寺~秀吉ゆかり駒繋ぎの松も雨粒いっぱい
和歌山県橋本市隅田町下兵庫の真言律宗・利生護国寺(りしょうごこくじ)の蓮池(はすいけ)は、戻り梅雨となった7月16日、水面(みなも)をおおう葉に大きな水玉が生まれ、豊臣秀吉ゆかりの「駒繋ぎの松」も無数の雨粒に輝いて、同寺の情趣を繰りひろげた。
同寺は奈良時代に聖武天皇の勅命で名僧・行基が創建、弘安年間(1278~88)に鎌倉幕府執権の北条時頼が再興した。
「駒繋ぎの松」とは文禄3年(1594)、太閤秀吉が母の3回忌で高野山へ参詣。その帰途、同寺に止宿した際、馬を繋いだ松のこと。その松は境内を覆う大樹だったが、往年の風圧で倒木したとされる。
現在の「駒繋ぎの松」は改めて植樹した高さ約10メートルの若木で毎春、初々しい松の芯が生まれている。
この日、橋本地方は白昼でも薄暗くなり、高野山や葛城・金剛連峰では雨脚が走り、この蓮池では時折、ピンポン玉ほどの水玉が生まれ、大葉の上をころがる。
「駒繋ぎの松」では、針葉の一本一本にも雨粒がしっとり輝いていた。
写真(上、下)は真言律宗・利生護国寺の蓮池の大葉に生まれた大きな水玉と赤い蓮のつぼみ。写真(中)は駒繋ぎの松に輝く沢山の雨粒。
更新日:2022年7月16日 土曜日 17:58