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大きな白蓮、中将姫現れそう♡橋本の中将が森・姿見池~奈良国立博物館16日から特別展「中将姫と當麻曼荼羅」
奈良時代の女性史ヒロイン・中将姫ゆかりの、和歌山県橋本市恋野の中将が森にある姿見池(すがたみいけ)で7月14日、大きな白蓮(びゃくれん)の花が咲いて、まわりには紅白の蕾(つぼみ)でいっぱい。まさに中将姫があらわれそうな趣(おもむき)を漂わせていた。
中将姫旧跡保存委員会(故・田中治委員長)によると、この中将が森は、中将姫が観音菩薩像を祀り、亡き母をしのんだという旧跡。お堂のそばには石の五輪塔や石の地蔵尊が並び、その近くには中将姫が自分の姿を映したという、小さな姿見池がある。
この日、小池は緑の大葉におおわれ、その中でただ1輪、真っ白な蓮の花がまばゆいばかりに咲き誇っており、すぐそばでは、蕾が赤く色づき、幾つもの蕾がふくらみ始めていた。
なお、奈良市登大路町の奈良県立博物館では7月16日(土)から特別展「中将姫と當麻曼荼羅(たいままんだら)―祈りが紡ぐ物語―」が開かれる。会期は7月16日~8月28日(日)。毎週月曜(7月18日、8月15日は除く)と7月19日は休館。開館時間は午前9時30分~午後6時。土曜は午後7時まで。(入館は閉館30分前まで)。入場料は一般1600円。大学・高校生1000円。小中学生500円。
写真(上)は中将が森の姿見池で咲いた大きな白蓮の花。写真(中)は中将が森に祀られた五輪塔や地蔵菩薩像。写真(下)はハスの葉におおわれた姿見池。
更新日:2022年7月14日 木曜日 15:59