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凌霄花、色鮮やかに開花♡真夏日の橋本・妙楽寺~7月23日(土)は諸病封じ込めの「きゅうり加持」

弘法大師・空海ゆかりの和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で、真夏日となった6月28日、色鮮やかな凌霄花(のうぜんかずら)が咲き誇り、由緒深い古寺の清祥さを漂わせた。

妙楽寺は820年(弘仁11)に空海が創建。紀伊西国三十二番札所・嵯峨天皇勅願所で、初代住職は空海の姪(めい)・如一尼(にょいちに)である。

長らく無住職・無檀家が続き、平成23年(2011)秋には、老朽化した本堂と庫裏(くり)が台風で崩落、撤去された。

今は同市郷土資料館で保存中の仏像3体(県指定文化財)のうち、本尊・薬師如来坐像が同寺仮本堂にご還坐(かんざ)している。

凌霄花は鐘楼門(市文化財)を背景に、古い白壁土塀わきで約50輪が開花。真夏日を浴びながら、颯爽と涼風に吹かれていた。

同寺では今夏も7月23日(土)午後1時30分から恒例の「きゅうり加持」が営まれる。これは弘法大師・空海秘伝の諸病封じ込めのご祈祷で、夏野菜のきゅうりに病気や災厄を封じ込めて、猛暑を無事に過ごせるよう祈る。

同寺では「ご祈祷を希望される方は、7月22日(金)午前9時~午後3時、きゅうりをご持参のうえお申込みください。また、ご祈祷にはマスク着用でお参りください」と言っている。

祈祷料は1人(1本)300円。問い合わせは妙楽寺の岩西住職(電話0736・32・1810)へ。

写真は妙楽寺・鐘楼門近くの石灯籠そばに咲いた凌霄花。


更新日:2022年6月28日 火曜日 16:49

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