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色鮮やかに睡蓮咲いた♡橋本・真土万葉の里~7月~8月は蓮の花も満開に
万葉人が往来した「飛び越え石」で名高い、和歌山県橋本市隅田町真土の「真土万葉の里」の小池で、夏至から5日目の6月26日、約30輪もの睡蓮(すいれん)が開花。雨水の溜まった葉陰では、青蛙が泳ぎまわり、炎天下での涼しい景色を繰りひろげていた。
「飛び越え石」は和歌山・奈良の両県境から紀の川へそそぐ落合川にあり、万葉人が馬や徒歩で往来した大きな石二つが、まるで「どうぞ飛び越えて」と言うように並んでいる。
睡蓮の小池は、落合川のすぐ西側にあり、紅白や薄黄色の睡蓮が咲き誇り、数えきれないほどの蕾もふくらんでいる。
すぐ隣には蓮池(はすいけ)があり、7月上旬には大賀蓮(おおがはす)が開花。8月には池一面、蓮の花でおおわれ、お盆を迎えることになる。
ここにはトイレ&休憩所もあり、JR和歌山線「隅田駅」から東へ徒歩10〜15分の距離で、京奈和自動車道・橋本東ICからも近い。駐車場は真土区の国道24号三差路を北側へ上がった右側にある。
[季語・睡蓮の俳句5句紹介]
睡蓮に一本の草添ひ映る(桂信子)
睡蓮の蕾むともはや眠るとも(鷹羽狩行)
山の池底なしと聞く未草(稲畑汀子)
睡蓮の数だけの空ありにけり(岡井省二)
わが立てば池はモネの睡蓮となる(山口青邨)
写真は今年も色鮮やかに咲いた真土万葉の里の睡蓮の花々。
更新日:2022年6月26日 日曜日 19:52