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紫陽花に梅雨しっとり♡橋本・胡麻生の相賀八幡神社~夏越の大祓・茅の輪くぐり

まさに近畿の梅雨本番となった6月21日、和歌山県橋本市胡麻生の相賀八幡(おうがはちまん)神社の朱色の鳥居前で、若々しい紫陽花が雨に洗われてしっとり。参拝者は同神社で雨傘をたたみ、静かに「茅の輪(ちのわ)くぐり」をした後、拝殿で2礼2拍手1礼して「世界平和」や「家族安泰」などを祈っていた。

同神社の説明によると、ご祭神は誉田別尊(ほむたわけのみこと)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)、気長足姫尊(おきながたらひめのみこと)。

九世紀頃、当地の豪族・坂上氏が石清水八幡宮から八幡神を勧請・合祀。天正9年(1581)春、織田信長の高野山攻めで、高野山衆徒の反撃の際、焼き討ちに遭い焼失したが、天正14年(1586)に牲川海部(にえかわかいふ)氏が再興造営したと伝わる。

同神社・門前には、今夏も瑞々しい茅の輪が設けられ、6月30日には「夏越大祓(なごしおおはらえ)」が営まれる。

そばには「水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓いする人は 千歳(ちとせ)の命延(の)ぶといふなり」と掲示。「大祓とは、人々が日々の中で知らず知らずの間に犯した過ちや罪・穢(つみ・けが)れを祓い清める、日本古来よりの神事です」と説明している。

この日、橋本・伊都地方は、梅雨雲におおわれ、紀の川南方の国城山(くにぎさん)は雨に霞む。同神社・参道沿いの植田では無数の早苗(さなえ)が風にそよぎ、大鳥居付近では、大きな雨粒が笹の葉をころがる。その間から、紀州手毬(てまり)のような紫陽花が咲き誇り、心地よさそうに雨に濡れていた。

同神社は南海高野線・御幸辻駅から徒歩約15分のところ。

写真(上)は相賀八幡神社の大鳥居前で梅雨にかがやく紫陽花。写真(中)は相賀八幡神社の茅の輪くぐり。写真(下)は梅雨雲におおわれた橋本の国城山。

 


更新日:2022年6月21日 火曜日 19:03

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