ニュース & 話題

祝30周年「アイガモ放鳥」♡児童ら自然農法を体験~橋本の辻本さんの植田

無農薬で稲を育てる「アイガモ農法」を実践している、

和歌山県橋本市恋野の辻本賢三(つじもと・けんぞう)さん(86)の植田で6月14日、第30回「アイガモのヒナ放鳥」が行われ、同市認定・すみだこども園や市立恋野小学校の児童ら計約90人が放鳥体験をした。

近畿・梅雨入りのこの日、辻本さんの自宅前に児童らが集合。辻本さんに感謝の花束を贈呈。平木哲朗(ひらき・てつろう)市長や船富由紀(ふなとみ・ゆき)伊都振興局長らが祝辞。辻本さんが「祝30周年あいがも放鳥」の久寿玉(くすだま)を割ると、花吹雪が舞って、子供たちは「辻本さんありがとう」と口をそろえて拍手を贈った。

辻本さんは約30数年前、妻が田畑に散布した農薬を吸い込んで大阪の病院に入院。その苦い経験を基にアイガモ農法を実践。子供たちにも「自然農法」の大切さを教えてきた。

今回も自宅近くの植田(約45アール)と、大阪の業者から購入した生後約2週間のアイガモのヒナ約60羽を用意。

子供たちがヒナを受け取ると、ヒナも子供たちもお互いに目をぱちくり。子供たちが畦道から「一、二の三」で放つと、ヒナは植田を泳ぎ回り、水中に何度もクチバシを突っ込んでぱくぱく。子供たちは「かわいい」とにっこり。おなかの底から「がんばってね」と声をかけていた。

アイガモは7月末まで、植田の害虫を片っ端から食べ、足で水底をかき混ぜて除草してくれる。

写真(上)はアイガモのヒナを受け取った子供たち。写真(中)は花束を抱え久寿玉を割る辻本さん。写真(下)は植田にヒナを放鳥して大喜びの子供たち。


更新日:2022年6月14日 火曜日 16:46

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事