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世界的数学者・岡潔博士の体験館開館へ♡橋本市予算150万円計上~母校・柱本小3教室を整備活用

世界的な数学者・岡潔(おか・きよし)博士(1901~78年)の偉業を伝える「岡潔体験館」(仮称)が、母校である和歌山県橋本市立柱本小学校の校舎を整備して開館する方針が固まり、同市は関連予算案150万円を計上、6月市議会に提案すると発表した。

岡博士は大阪市生まれ、父祖の地である橋本市柱本(紀見村)で幼少期を過ごし、やがて世界的難問、多変数解析関数論の3大難問を解き証し、文化勲章を受章した名誉市民。

とくに数学界だけでなく、思想家としても超一級で、「春宵十話」など日本情緒の大切さを記した著書多数を出版し、世界の人心を豊かにしている。

岡博士の偉業を伝える橋本市民有志の「岡潔数学WAVE」会員らは、小学校の子供たちに岡博士の俳句「めぐり来て梅懐かしき匂ひかな」や。名言『人を先に自分を後に』の日本人の「情」を紹介し、多くの子供たちを感動させてきた。それだけに、「早く素敵な体験館を」と期待する声が続いている。

同市は、柱本小の空き教室3室を整備活用、防犯整備も行い、岡博士のコート類や書物、研究ノートのコピー、コンパスなどを展示して、パネルで偉業紹介。令和6年(2024)春オープン、岡潔数学WAVE運営予定となっている。

写真(上)は柱本小学校の校長室に掲げられた岡潔博士の顔写真=文化勲章受章の頃。写真(中)は岡博士の心に憧れる橋本市民宅に飾られている岡博士の俳句の短冊。写真(下)は岡博士の母校・柱本小学校。


更新日:2022年6月10日 金曜日 16:35

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