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高野山金剛峯寺・鐘楼堂「六時の鐘」~えにしだ満開~参拝・観光客の心和む

高野山真言宗総本山・金剛峯寺の「六時の鐘」の鐘楼堂・石垣で、えにしだ(金雀枝)が咲き誇り、参拝・観光客の心を和ませている。

ここは和歌山県高野町の金剛峯寺から壇上伽藍(だんじょうがらん)へ通じる蛇腹道(じゃぱらみち)の入口付近。彩色豊かな石垣上に檜皮(ひわだ)葺き・入母屋(いりもや)造りの鐘楼堂が聳え、

地上の石灯籠(とうろう)と、昔ながらの郵便ポストの間から、金色のえにしだが色鮮やかに輝いている。

この「六時の鐘」は、戦国時代の名将・福島正則が元和4年(1618)に寄進後、罹災したが、寛永12年(1635)に再鋳。鐘楼堂は天保6年(1835)に再建されたという。

鐘撞きは午前6時から始まることがその名の由来で、鐘は午後10時までの偶数時に鳴り響いている。

近くには広い駐車場があり、多くの参拝・観光客は、えにしだと、鐘楼堂の風景に感激。参拝後は、スマホ撮影に心込めている。

[季語・えにしだの俳句3句紹介]

えにしだに暁起きの眉洗ふ(山口誓子)

金雀枝やわが貧の詩こそばゆし(森澄雄)

金雀枝の花より生れし黄の蝶(中村苑子)

写真(上、下)は高野山「六時の鐘」と満開のえにしだ風景。写真(中)は石垣とえにしだの美しさ。


更新日:2022年5月31日 火曜日 15:36

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