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白鷺の影、植田に映えて♡天野米の産地・天野盆地〜シャクナゲも色鮮やかに

世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺の「御用達米(ごようたつまい)」に認定されている「天野米(あまのまい)」の名産地、和歌山県かつらぎ町天野の天野盆地で、今年も田植えが始まり、畦道を踏み歩く白鷺の影が水面に映えて、市街地では見られない風景を繰りひろげている。

天野盆地は標高約450メートルで、稲作に最適の土と水に恵まれ、良質米が育まれる。その「天野米」は平成16年(2004)9月、高野山・金剛峯寺の「御用達米」に認定され、とくに収穫期には、「新米が美しく輝き、ソフトな粘りがよく、おいしい」と好評を博している。

雨季の近づく5月16日、すでに土を掻きならした水田や、薄緑の早苗のそよぐ植田には、畦道を踏み歩く白鷺の影が揺れる。

周辺の民家の庭では、シャクナゲ(石楠花)が満開になり、無数のつぼみ(蕾)がふくらんでいた。

天野盆地には、弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した丹生明神(にうみょうじん)を祀る丹生都比売神社や、平安末期の歌人・西行法師とその妻娘(さいし)を祀る西行庵があり、大勢の参拝・観光客が、天野の里の風景に心和ませている。

写真(上、下)は天野盆地の畦道を踏み歩く白鷺と、その姿が映える水田や植田。写真中)は近くの民家の庭に咲いた色鮮やかなシャクナゲの花。


更新日:2022年5月16日 月曜日 16:33

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