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橋本のJR隅田駅、中学生の描いた素敵な壁画♡鉄道ファン写真撮影・保存へ♡駅舎改良・建て替え前に
和歌山県橋本市立隅田中学校の生徒たちが約10年前、「ふる里PR壁画」で飾ったJR和歌山線・隅田駅が、老朽化のため建て替えられることになり、鉄道ファンは「中学生の心のこもった壁画装飾の駅は素晴らしい。駅の壁画を末長く残したい」と写真撮影に訪れている。
同駅は明治31年(1898)4月11日開業。地元には国宝・人物画象鏡で名高い隅田八幡神社や、中将姫ゆかりの恋野の里、万葉人が往来した真土万葉の里などがある。
平成23年(2011)頃、駅舎は不心得者の落書きで汚され、同校の生徒たちが雑巾掛けで必死の美化活動。生徒たちは「きれいな壁画さえあれば、落書きはなくなるかも」と聞いて、美術部員8人と卒業生6人の計14人が、ふる里PR壁画制作に取り組み、同年末には、「隅田駅舎ペイント完成式典」(JR主催)が開かれ、JRや県・市幹部は生徒たちの尽力を讃え、謝辞を述べた。
同駅上りホーム壁面には、隅田八幡神社の例大祭を描き、鳳凰(ほうおう)やちょう提灯で飾った神輿(みこし)を、ハッピ姿の若者たちが、威勢よく担いでいる姿が生き生き。
真土万葉の里の「飛び越え石」や恋野の「糸の懸け橋」など、ふる里の名所旧跡が、可愛いキャラクターとともに描かれている。
同駅は無人駅(自動券売機)=隅田町芋生。
駅舎には「工事期間=2022年3月15日〜2023年3月(予定)、2022年8月下旬に待合室使用開始予定。同22年末から23年3月、駅舎撤去予定。「工事スケジュールは作業進捗に伴い変動、ご容赦下さい」と表示している。
写真(上)は隅田駅上りホームの壁画.。写真(下)は跨線橋()こせんきょう)上から眺めた同駅上りホーム。