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馬上の幸村ら颯爽と♡九度山真田まつり武者行列〜大勢の家族連れら目をぱちくり
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で、GW(ゴールデンウィーク)「こどもの日」の5月5日、名高い「真田まつり」が開かれ、家族連れら大勢の観光客を楽しませた。
幸村は関が原の戦いで、父・昌幸とともに豊臣秀吉方につき戦闘したが、軍配は徳川家康方にあがり敗退。大坂冬の陣へ出陣までの14年間を九度山で閉居した。
この日は24節気の「立夏」で、その名にふさわしく、大空は晴れ渡り、日向(ひなた)の風も涼しい。午前10時に同町・道の駅「柿の郷くどやま」でオープニング。新型コロナ禍で3年ぶりの開催である。
紀州九度山真田鉄砲隊、紀州 雑賀鉄砲隊の計10数人の面々が幟旗を掲げ、勇壮な甲冑姿で登場火縄銃の発砲演技を披露した。
バーンと凄まじい号砲が鳴り響くと、沢山の火縄銃から噴煙が一気に遠くまで吹き出し、家族連れらはびつくり。耳をふさいで目をぱちくり。その後は感激の笑顔に変わっていた。
午後1時過ぎ、紀州九度山真田太鼓保存会による「出陣太鼓」がとどろくと、真田の赤備えの武者行列が出発。
今夏は、馬上の昌幸役に真田氏のふる里、長野県上田市の田中昌彦(たなか・まさひこ)真田地域自治センター長、幸村役には明治安田生命の松尾洋(まつお・ひろし)和歌山支社長、大助役は和歌山県伊都振興局の船富由紀(ふなとみ・ゆき)局長が扮し、その後に猿飛佐助や霧隠才蔵ら10勇士が続いた。
通称「真田のみち」(九度山商店街)は大勢の観光客で鈴なり。武者行列が横切ると、「ぜひ友人知人に見せたい」と、必死でスマホ撮影影に取り組んでいた。
写真(上)は道の駅「柿の郷くどやま」遊具場わきの道を練り歩く馬上の幸村、昌幸、大助らの武者行列。写真(中)は九度山真田鉄砲隊演武で、ものすごい発砲音とともに火縄銃から噴出する長〜い白煙。写真(下)は雄々しい甲冑姿の九度山真田鉄砲隊。