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九度山・慈尊院でシャクナゲ満開♡参拝者ら高野山案内犬ゴンの冥福祈る

和歌山県九度山町の世界遺産・女人高野・別格本山「慈尊院(じそんいん)」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=に祀られている、高野山案内犬・ゴンの彫像の近くで、GW(ゴールデンウィーク)の5月3日(祝)、紅白のシャクナゲ(石楠花)が満開になり、大勢の参拝・観光客がゴンに合掌、シャクナゲに心癒されていた。

高野山麓の同院は、高野山が女人禁制だった昔、弘法大師・空海の母・玉依御前(たまよりごぜん)が起居し、空海が下山孝行した名刹で、ご母堂が祀られている。

ゴンは紀州犬と柴犬の雑種で昭和63年(1988)春、同院に住みつき、大勢の参拝者を高野山へ先導・案内し、「お大師様の使いの名犬」として愛された。

平成14年(2002)6月、老衰で永眠したが、同院は境内に高台を設け、お大師像の隣に鎮座(ちんざ)する「ゴンの彫像」を建立。ゴンは満月のような光背に輝いている。

この日は快晴で、大勢の家族連れや若者たちが参拝。家族安泰とともにゴンの冥福を祈った後、境内に咲いたシャクナゲに見入っていた。

九度山は、戦国武将・真田幸村ゆかりの里で、5月5日(祝)には、同院近くの道の駅「柿の郷くどやま」芝生広場で、伝統の「紀州九度山 真田まつり」が開かれる(4月26日付本紙で紹介)。

同日午前10時からオープニングセレモニー、同30分から紀州九度山真田鉄砲隊の演武、同11時30分から真田武将隊の演武があり、午後1時からの出陣式で真田出陣太鼓が鳴り響き、馬上の昌幸・幸村・大助父子や真田10勇士などの武者行列が通称「真田のみち」(九度山商店街)などを練り歩くことになっている。

写真(上、中)は慈尊院・境内で満開のシャクナゲ。写真(下)は高野山案内犬ゴンの彫像。


更新日:2022年5月3日 火曜日 14:49

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