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柿若葉、雨にしっとり♡橋本・伊都の紀の川フルーツライン沿い

日本1の柿の本場、和歌山県橋本・伊都地方の山々で、小雨続きの4月27日、無数の柿若葉がしっとりと雨に濡れて、この地方特有の風物詩を繰りひろげた。

紀の川フルーツラインは、橋本・九度山・かつらぎ1市3町の、紀の川左岸沿いの山腹を走る広域農道で、山腹の柿畑がつづく。

この日、沿道の産直市場「くにぎ広場」近くの柿畑では、無数の柿若葉が色づき、まるで水彩画の傑作のよう。彼方には三石山、別の柿畑からは国城山の新緑が雨に潤っていた。

柿農家の話によると、5月には摘蕾(てきらい)、6月は摘果(てきか)、9月から11月末にかけて極早生(ごくわせ)柿、平核無(ひらたねなし)柿、富有柿などの順で収穫・出荷することになる。

この紀の川フルーツラインは、大阪などからの参拝・観光客のマイカーが往来する。ゴールデンウィークには、車やオートバイを安全な場所に止めて、柿若葉も愛でることになりそう。

[季語・柿若葉の俳句を2句紹介]

柿若葉妻の厨着小銭鳴り(能村登四郎)

言ひのこす用の多さよ柿若葉(中村汀女)

写真(上)は橋本市の紀の川フルーツライン沿いの柿畑と雨霧につつまれた三石山。写真(中)は雨にしっとりの柿若葉。写真(下)は雨の国城山と新緑の柿畑=手前はへら竿の聖地・隠れ谷池。


更新日:2022年4月27日 水曜日 16:01

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