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新しい〝鯉幟ファミリー〟橋本の特養施設の空に♡御衣黄も新緑も清らかに
春半ば過ぎの4月20日、和歌山県橋本市隅田町中島の、特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」の庭で、名物・御衣黄桜(ぎょいこうざくら)などが咲き誇り、その空に新しい〝鯉幟ファミリー〟が泳いで、まばゆいばかりの光景をくりひろげた。
御衣黄桜とは、平安貴族の衣装・萌黄色(もえぎいろ)に似ているので、そう名付けられている。同施設では、かつて入所者の家族から寄贈された〝鯉幟ファミリー〟を毎春、揚げて、高齢者を楽しませてきたが、古くなったため新しい〝鯉幟ファミリー〟を購入して掲げた。
この日は、汗ばむほどの陽気だったが時折、涼風が吹くと、綺麗な吹流しの下で、真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)、子供の鯉の3匹が、口からお腹いっぱいに風をはらみ、元気よく泳いで宙返り。隣のゴルフ場周辺の新緑や、庭の桜並木とともに、刻々と近づく「子どもの日」を関じさせていた。
同施設を運営する社会福祉法人光誠会の堀畑佳久(ほりはた・よしひさ)理事長は、「新型コロナ禍で、昔ながらのイベントも開けず、誠に残念ですが、今春は先ず〝鯉幟ファミリー〟を楽しんでいただきます」と話していた。
写真(上)は桜並木の空を泳ぐ新しい〝鯉幟ファミリー〟とゴルフ場の新緑風景。写真(中)は御衣黄桜。写真(下)はひかり苑・天佳苑を背景にした鯉幟一家。
更新日:2022年4月20日 水曜日 16:45