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たんぽぽの絮毛とぶ♡橋本・伊都地方〜自然の命まばゆく

和歌山県橋本・伊都地方は4月16日午後、やや強い北風が吹いて、無数のたんぽぽの絮毛(わたげ)が飛び交い、過ぎゆく春景色と、自然の命の眩さをくりひろげた。

JR・南海橋本駅近くの、橋本川・古東橋や松ヶ枝橋のたもとでは2週間前、若草の中に無数のたんぽぽが咲き誇っていたが、今では真っ黄色い花々の大半は絮毛に変身。その絮毛は、風に乗り、ひょうひょうと種を運ぶ。

この日は、春風やや強く、まさに絮日和(わたびより)。平安末期の歌人・西行法師(さいぎょうほうし)とその妻娘(さいし)を祀る、かつらぎ町天野の「西行庵」の丘でも、同じ光景が見られた。

来春も高野山麓・橋本・伊都地方では、無数のたんぽぽが咲き誇り、、観光客の心を癒すことになる。

[季語・たんぽぽの絮(わた)の俳句3句紹介]

たんぽぽのぽぽと絮毛のたちにけり(加藤秋邨)

たんぽぽの絮酒買ひに酢買ひに(津田清子)

たんぽぽのねむり深しや絮のなか(鷹羽狩行)

写真(上、中)飛翔寸前のたんぽぽの絮毛=橋本川沿いで。写真(下)は「西行庵」の丘の妻娘の墓石前で色鮮やかなたんぽぽの花


更新日:2022年4月16日 土曜日 14:46

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