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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に伴い、高野山霊宝館で春季企画展「鎌倉時代の高野山」開催〜山内散策も楽しく

NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」放映に伴い、全国的に鎌倉時代が注目を浴びていることから、和歌山県高野町の高野山霊宝館では4月16日(土)〜7月10日(日)、春期企画展「鎌倉時代の高野山」を開催、約80年ぶりに発見された「承久記絵巻(じょうきゅうきえまき)=龍光院」を中心に、高野山に伝わる鎌倉時代に関わる文化財が展示される。

「承久記絵巻」(巻二)は承久の乱を描いた六巻のうち現存唯一の絵巻物。

金剛吼(こんごうく)菩薩像(重文)は、旧訳仁王経に説かれる忿怒相(ふんぬそう)五大力菩薩の尊像の一幅=普賢院で、護国の法会、仁王会の本尊。鎌倉時代の紙本墨画淡彩である。

高野山霊宝館=大森照龍(おおもり・しょうりゅう)館長=は「本展が国宝・金剛峯寺不動堂(壇上伽藍)、国宝・金剛三昧院多宝塔や国史跡・町石など、鎌倉時代の建造物が残る高野山を散策、理解する一助となれば幸いです」と紹介している。

会期は前期=4月16日(土)〜5月29日(日)、後期=5月31日(火)〜7月10日(日)=会期中・無休。前期・後期で展示替えあり。開館時間は4月中=午前8時30分~午後5時。5月〜午前8時30分~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)。

入館料は一般1300円、高校・大学生800円、小・中学生600円。

問合せは同館(電話=0736・56・2029)。

写真(上)は高野山霊宝館に展示された承久紀絵巻」(巻二)を解説する研谷昌志(とぎたに・まさし)学芸員。写真(中)は忿怒相(ふんぬそう)五大力菩薩の尊像の一幅・金剛吼(こんごうく)菩薩像。写真(下)は研谷学芸員が解説する承久紀絵巻」(巻二)。


更新日:2022年4月15日 金曜日 16:23

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