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絵筆で病気克服、画家・谷昇さん個展♡橋本・御幸辻のCafe mima(カフェ ミーマ)

和歌山県橋本市御幸辻の画家・谷昇(たに・のぼる)さん(81)は、脳こうそくで倒れてから約10年…。自ら〝リハビリ絵画〟に挑み続け、手指の動きを見事克服して、4月1日〜30日、自宅近くのCafe mima(カフェ ミーマ)で「谷昇 個展」を開催、訪れる人々を感動させている。

谷さんは橋本絵画同好会の元会長で、新協美術協会会員。「花を抱く少女」(読売新聞社賞)など受賞作多数の油彩画家である。

同展では脳こうそくを患った後、約7年前から、病院などで精魂込めて描き続けてきた、ふる里の「杉村公園の四季」や、白梅(はくばい)、蝋梅(ろうばい)など「花々」の水彩画計約30点(10号〜3号)を展示。

例えば、杉村公園の高台から眺めた四季の風景画は、木々の間から望む、薄緑の山影や、色鮮やかな家々の屋根が生き生きと描かれている。

谷さんは「脳こうそくで手指が不自由になってから、水彩画でリハビリに励みました」「あの杉村公園の絵ですが、実際は木々に覆われていて、とても周囲の景色など見えませんが、絵画では、見えない風景を描きました」と説明。奥深い絵画の世界を感じさせている。

4月16日には一部展示替えする予定で、谷さんは「個展開催に快諾をいただけた」とCafe mimaに感謝。友人でフォトライターの北森久雄(きたもりひさお)さんは、「病気を見事克服されてよかった」と喜んでいた。

同店は南海高野線・御幸辻駅から東へ徒歩2分。営業時間は月・火・金・土曜の午前10時〜午後6時。個展観覧は無料。Mimaブレンド=390円。トーストセット700円など。電話=090・2352・5482。

写真(上)は水彩画「杉村公園の四季」。写真(中)は谷昇さんと個展作品。写真(下)は谷さん筆の花々=いずれも谷さんがリハビリで描いた水彩画。


更新日:2022年4月4日 月曜日 20:50

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