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町家の人形めぐり開幕!幸村の里・九度山~人々ほっこり
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で4月1日、商店・民家に五月人形や雛人形を飾って見てもらう、第14回「町家(まちや)の人形めぐり」が開幕した。5月5日(午前10時〜4時)まで。観覧無料。
一昨年は新型コロナ禍で中止。今年はコロナ鎮静化の中だが、展示場所を抑え、表から観賞する形にした。主催する九度山住民クラブ=阪井賢三(さかい・けんぞう)会長=は「ゆっくりご覧ください」と言っている。
この「町家の人形めぐり」は、南海高野線・九度山駅前~紀の川・九度山橋南詰の通称「真田のみち」(九度山商店街)周辺で開催。
今年はメイン会場を設けず、展示場所も約30数軒とし、観覧もなるだけ屋外からとした。
とくに道の駅「柿の郷くどやま」では、会員有志が創作した張り子の雛人形など約300体を、12段の雛壇に展示。商店・民家のショーウインドーや縁側などには、マスク掛けの張り子の雛人形などを出展。江戸・明治・大正・昭和・平成の五月人形や雛人形、自慢の家伝の品々が飾られ。訪れる家族連れらを楽しませている。
阪井賢三(さかい・けんぞう)会長は「いずれも会員らが心を込めた手作り作品であり、お家の思い出深い宝物ばかり。まちは人と人をつなぐ舞台なので、ほっこりとご観覧ください」と話していた。
問合せは阪井会長(電話=090・7889・6062)。
例年の紀伊丹生川の「鯉幟の川渡し」は4月10日(日)、真田まつり・武者行列は規模を縮小して5月5日に開かれる予定。
地元には世界遺産・女人高野別格本山・慈尊院や丹生官省符神社、「真田のみち」には真田ミュージアムなど、見どころが沢山ある。
写真(上)は道の駅「柿の郷くどやま」に飾られた約300体の雛飾り。写真(中)は商街のショーウインドーに飾られた張り子の武者人形。写真(下)はマスク掛けで人形めぐりを楽しむ人々。