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白木蓮咲いた♡三寒四温ひしひし〜白梅には月影
和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園で3月19日午後、数輪の白木蓮(はくもくれん)が開花、無数の蕾(つぼみ)がふくらんできた。
前夜は満月「ワームムーン」が輝くはずだったが、雨のため無月。数日前は、曇天に霞みながらも梅林の空に丸い月が浮かんで、さすがに「三寒四温」の時節を感じさせた。
白木蓮の木は、杉村公園の頂上広場へ登る坂道わきの郷土資料館わきで数本あり、枝々から無数の蕾がふくらみ、まさに鳥のヒナが卵の殻を割って出るように開花。紀伊山地の山々を背景に、まるで「春ですよ」と言わんばかりの瑞々しさを放っている。
この日、マイカーで同公園を訪れた家族連れらは、先ず、子どもたちを遊具広場で遊ばせた後、園内を元気に散策。この白木蓮に気づいて、「きれいやなぁ」と親子で見上げていた。
前夜は、満月「ワームムーン」が輝くはずだったが、雨に見舞われ無月。その前夜には同市の曇天に丸い月影が浮かんで、白梅の花に趣きを添えていた。白木蓮の花言葉は「気高さ」「慈悲」など。
[季語・白木蓮の俳句2句紹介]
はくれんやとはのわかれも世のならひ(上田五千石)
はくれんを活けて壷中に夜を残す( 鷲谷七菜子)
写真(上,中)は開花した白木蓮と無数の蕾=橋本市郷土資料館わきで。写真(下)は曇天に浮かぶ丸い月と白梅の花。
更新日:2022年3月19日 土曜日 17:01