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諸願成就へ高野の火まつり♡3月6日(日)高野山・金剛峯寺前

霊峰高野山に春を呼ぶ「高野の火まつり」(大柴灯護摩供=だいさいとうごまく)が、今年も3月6日午後1時から、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺前で営まれる。

「高野の火まつり」は平成8年(1996)から続く、諸願成就(しょがんじょうじゅ)を祈る恒例行事。

舞台は金剛峯寺前の駐車場で、中央に高さ約1・5㍍、直径約2・5メートルの護摩壇(ごまだん)を設け、その四方を竹と綱と紙垂(しで)で囲む。

当日は、その結界内に金剛峯寺の葛西光義(かっさい・こうぎ)座主・管長や、山伏(修験者)姿の僧侶ら約50人が登場。

葛西座主・管長は洒水加持(しゃすいかじ)で結界内を清め、修験者らが大斧(おおおの)や剣(つるぎ)、弓矢で邪気払いの儀式を挙行。

法螺貝(ほらがい)の響きを合図に、檜葉(ひば)で組まれた護摩壇に点火すると、まるで昇龍のように火煙が立ちのぼる。

修験者らが、参拝者の護摩木を次々投げ入れると、参拝者らは火煙や不動明王に合掌、諸願成就を祈る。とくに今回は、長引くコロナ禍に加えて、ロシアのウクライナ侵攻問題があり、参拝者はコロナ終息と反戦平和を祈ることになりそう。

写真(上、中)は高野の火まつりで護摩壇から上がる火煙と疫病退散などを祈る修験者ら。写真(下)は護摩壇で1500枚の護摩木の炎が揺れる火まつり=2020年3月撮影。


更新日:2022年3月2日 水曜日 20:28

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