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今春初の蕗の薹♡橋本・玉川峡♡やどり温泉営業再開へ刻々と

和歌山県橋本市北宿の市設民営・温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」の裏山で2月23日、春の訪れを告げる山菜・蕗の薹(ふきのとう)が生まれ、自然の息吹を感じさせた。

ここは関西の奥座敷、高野山麓の玉川峡の一角、玉川峡を愛する会会長の上西進(うえにし・すすむ)さん(85)の畑。この日、チューリップの球根を植えようと、山斜面の畑に入ると、今年初めての蕗の薹を発見。一つずつ丁寧に摘み集めると、両手のひらに計約10個が、緑色もういういしく、早春の香りを漂わせている。

上西さんは「これを軽く水洗いして、天ぷらか筑前煮にすると、たまらなく美味しいですよ」とにこにこ。

「やどり温泉いやしの湯」については、「昨年もすごい人気でしたが、新型コロナ感染防止のため、昨年秋から休業中です。3月上旬には営業を再開できそうなので、コロナ禍の陰鬱さに耐えてきた家族連れや、若者グループには、ぜひ温泉・飲食・自然を楽しんでいただきたい」と話していた。

[季語・蕗の薹の俳句2句紹介]

二月には二月のみどり蕗の薹(後藤比奈夫)

蕗の薹旅もひとりの箸を割る (鷲谷七菜子)

写真(上)は玉川峡谷の畑で生まれた初々しい蕗の薹。写真(中)は蕗の薹を披露する上西さん。写真(下)は上西さんの掌の上でかがやく蕗の薹。


更新日:2022年2月23日 水曜日 20:07

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