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平和祈念像、光背の春光あふれ♡戦没者慰霊碑、供花も色鮮やかに

立春から10日目の2月15日、和歌山県伊都・橋本地方は、薄曇りで時折、雲間から、いわゆる春光があふれた。

かつらぎ町丁ノ町のかつらぎ公園では、地蔵菩薩の姿をした、巨大な平和祈念像が立っているが、その光背の陽光がまばゆく、とても見えない目鼻口が,むしろやさしく微笑んでいるように見える。

この平和祈念像は、世界平和を希求する有志による、平和祈念像奉賛会が昭和31年(1956)に建立を決め、洋画家で彫刻家の保田竜門(1891〜1965)が原形デザイン。地蔵菩薩像(コンクリート製台座含む高さ・約22メートル)が完成した。

その台座部分には、世界44か国から収集した小石が塗り込まれていて、公園内には本堂や世界の戦没者慰霊碑、平和の鐘なども設置。参拝者の休憩所や子どもたちの遊具もある。

かつらぎ町平和祈念協会、平和記念奉賛会は、このほど「お知らせ」として、「南海トラフ地震の発生が予測される中、平成の大改修から10年を過ぎ、令和5年を目途に行政財産への移管を進めます」「令和4年1月以降の諸行事は、無宗教で行う」と公園内に告知している。

同公園は、紀の川右岸わきで、桜の名所でもあり、毎年行楽シーズンには、大勢の家族連れやカップルが訪れ、平和祈念像に合掌。藤棚の下から見上げたり、堤防上を散歩したり。楽しいひとときを過ごしている。

この日も日陰は終日冷え込んだが、時折、家族連れらがマイカーで訪れ、眩いばかりの平和祈念像に世界平和を祈り、忠魂碑には戦没者の冥福を祈った後、長い紀の川堤防の道を仲よく歩いていた。

写真(上)は光背の春光まばゆい平和祈念像。写真(中)は美しい忠魂碑の菊の供花そばから見上げた平和記念像。写真(下)は地蔵菩薩姿の平和祈念像。


更新日:2022年2月15日 火曜日 19:07

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