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「遥かなる山上ケ嶽雪が来し」橋本の杉村公園・句碑〜紅椿も鮮やかに
弘法大師・空海開祖の高野山で、牡丹雪が舞った翌2月14日、山麓の橋本市は2~8度と冷え込み、南海高野線・御幸辻駅近くの杉村公園・高台から望むと、奈良・大峯山や紀伊山地は薄曇りで、山襞(やまひだ)の斑雪(まだらゆき)が輝いていた。
同公園の頂上広場近くには、ふる里・俳人の句碑が建立されており、その中には「遥かなる山上ケ嶽雪が来し」(青塔)などと刻まれており、この季節の先人の心の世界がひしひしと伝わってくる。
同公園では今、あちこちで紅椿が咲いており、野鳥の声も瑞々しい。散策に訪れる市民は、スマホ撮影に傾注した後、「新型コロナ禍で、とても大変な時代。ここを歩くだけで、元気をいただけるし、四季の自然を楽しめる」と、地方暮らしの幸せを語っていた。
同公園は南海高野線・御幸辻駅の北西側で、京奈和自動車道・橋本ICの国道371号バイパス沿い。
新しい遊具広場、トイレ、駐車場もあり、コロナ禍が終息すれば、大阪などから、大勢の家族連れらで大賑わいとなる。
写真(上)は斑雪の大和の山々。写真(中)は同公園に建つ「「遥かなる山上ケ嶽雪が来し」(青塔)と刻まれた句碑。写真(下)は同公園に咲いている紅椿。
更新日:2022年2月14日 月曜日 20:11