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牡丹雪舞う高野山♡冠雪は楼花に見えて〜大塔まばゆく

弘法大師・空海が開いた高野山(和歌山県高野町)は2月13日(日)、美しい牡丹雪が降り、高野山真言宗総本山・金剛峯寺や、真言密教のシンボル・根本大塔の聳える壇上伽藍(だんじ゜ょうがらん)は、まばゆいばかりの雪景色となった。

この日午前10時ごろ、高野山麓・橋本市では、小雨が降り、南の空を見渡すと、高野山系の山々は、雪雲に覆われている

この頃、すでに高野山は牡丹雪に見舞われ、大門の屋根も境内も深く冠雪、牡丹雪が風に舞っていた。

訪れる参拝・観光客は、先ず、大門の阿吽(あうん)の仁王像に手を合わせ、壇上伽藍へ向かう。

伽藍入口の中門(ちゅうもん)でも、四天王像に祈りを奉げ、雪深くなった蛇腹道(じゃばらみち)を、雪を踏みしめて本山へ歩いて行く。

蛇腹道沿いの西行堂(さいぎょうどう)前に立つ西行桜の枝々は、牡丹雪が凍りついて、まるで「樹氷」とも、「満開の桜」とも見える。

さらに伽藍の桜の枝々に降り積もる牡丹雪も、凍りつつあって、その向こうの朱色の根本大塔は、とくに鮮やかな雪景色を繰りひろげていた。

県内のまん延防止措置等重点措置」は2月27日まで、さすがに、山内の人影はまばらだったが、訪れた家族連れらは、寒さに震えながらも、「家族の安寧」「世界平和」を祈り、高野の雪景色を堪能していた。

写真(上)は牡丹雪の舞う令和4年2月の高野山・大門。写真(中)は西行堂前で、牡丹雪に覆われ、まるで満開のような西行桜。

写真(下)は壇上伽藍の桜の枝々に積もった牡丹雪と朱色の根本大塔。


更新日:2022年2月13日 日曜日 20:43

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