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道真公ゆかりの梅花あざやか♡橋本・学文路天満宮〜受験生ら「撫で牛」にも合格祈願

「学問の神様」として崇敬される菅原道真(すがわら・みちざね)公を祀る、和歌山県橋本市南馬場の学文路(かむろ)天満宮で、晴天に恵まれた2月12日、梅の花が咲き誇り、無数の蕾(つぼみ)がふくらんでいる。

同神社には今年も近畿各地から、高校・大学入試の合格を祈る家族連れらが訪れており、菅野一三(すがの・いつぞう)宮司は「道真公に合格祈願して、梅の香りで心を潤し、勉強の成果を100%発揮してください」と言っている。

道真公は「学問の神様」「和歌の神様」「書道の神様」として人々が崇敬。境内には学業成就を祈る石製「撫で牛(なでうし)」が飾られており、受験生らは、頭を撫でて手を合わせている。

とくに梅の花は、道真公が大宰府(だざいふ)へ左遷されるとき、庭で「東風(こち)ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」(私がいなくなっても、春が来るたび忘れることなく、梅の木よ、芳しい花を咲かせておくれ)」という和歌を詠(うた)っていて、梅の花と道真公の心のつながりは深い。

この日、同神社では、本殿に向かって右側で、紅梅(こうばい)が色鮮やかに開花。左側でも蝋梅(ろうばい)が花と蕾でいっぱい。あたりには道真公もうっとりとした香りが漂っていた。

境内隅に祀られた撫で牛の頭や胸元には、1円から100円まで小銭でいっぱい。受験生の気迫とやさしさが溢れている。

問い合わせは学文路天満宮(電話0736・32・5582)。

写真(上)は学文路天満宮で満開の紅梅の花。写真(中)は受験生らを勇気づける「撫で牛」。写真(下)はつややかな蝋梅の花。今は紅梅・蝋梅ともに蕾でいっぱい。


更新日:2022年2月12日 土曜日 18:41

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