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高野山の僧侶ら托鉢寒行♡マスク掛けで場所絞り〜浄財約60万円は社会福祉事業に

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の僧侶らは1月27日、開祖・弘法大師の「済世利人(さいせいりにん)」の教えを守る「寒行托鉢(かんぎょうたくはつ)」を行った。

新型コロナ禍のため、昨年と同じく山内の商店・民家など超1000軒を巡ることはせず、本山近くの高野山宿坊協会など13カ所に場所を絞った。

この日朝、本山の僧侶や高野山高校生ら約60人が全員、マスクを掛け、網代笠(あじろがさ)に黒い法衣姿で、積雪の凍りついた金剛峯寺境内に参集。全員で読経・合掌した後、13班に分かれて出発した。

金剛峯寺の山門脇や、高野山宿坊協会前などで、約1時間にわたって、錫杖(しゃくじょう)を振り、般若心経を唱え続けると、近隣の檀信徒が浄財を納め、祈祷札(きとうふだ)を戴いていた。

集まった浄財は約60万円にのぼり、高齢者支援など社会福祉事業に充てられる。

写真(上、)は金剛峯寺山門から托鉢寒行に出発する僧侶たち。写真(中)は本山境内で般若心経を唱える網代笠の僧侶たち。写真(下)は本山前で祈る僧侶の列。


更新日:2022年1月27日 木曜日 16:56

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