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花蓮に薄氷♡高野山案内犬ゴン眸ぱっちり〜女人高野別格本山・慈尊院

和歌山県九度山町の世界遺産・女人高野・別格本山「慈尊院(じそんいん)」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=は1月19日未明、氷点下2度まで冷え込み、境内の泉水池に薄氷が張り、午後にはその氷上に咲いた花蓮(はなはちす)ようの造形作品が、鮮やかな彩りを放った。

その南東に祀られている彫像・高野山案内犬・ゴンは、金色の光背に眸(ひとみ)もぱっちり、氷上の花蓮(しはなはちす)を見つめ、やさしく参拝者を迎えてくれていた。

この高野山案内犬ゴンは、紀州犬と柴犬の雑種で、昭和63年(1988)春に同院へ住みつき、やがて大勢の参拝者を高野山・金剛峯寺や壇上伽藍、奥の院まで、町石道(ちょういしみち=計約24キロ)を案内。全国でも名高い「お大師様の使いの名犬」として愛された。

平成14年(2002)6月には老衰のため永眠したが、同院は境内に高台を設けて、弘法大師・空海の隣に鎮座する「ゴンの石像」を建立。多くの参拝者が、ゴンのやさしさに感謝するとともに、ゴンの冥福を祈り続けている。

写真(上)は薄氷と花蓮ようの造形。写真(中)は高野山案内犬の眸もぱっちり。写真(下)は美しい泉水池=背景は弘法大師・空海とゴンの石像。


更新日:2022年1月20日 木曜日 03:07

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