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商売繁盛で笹持ってこい♪今宮戎へ福笹10万本♡橋本・大弥工芸が納入準備、笹緑保つ袋も開発

「商売繁盛で笹持って来い♪」の掛け声で名高い、大阪市の今宮戎(いまみやえびす)神社の〝えべっさん〟で使われる「福笹(ふくざさ)」の集荷・出荷準備作業が、和歌山県橋本市南馬場の選果場で行われている。

 

とくに今回は、「まちの発明家」として知られる同市隅田町の大弥(だいや)工芸社の奥村浩章(おくむら・ひろあき)社長(77)が、笹の枯れない竹葉用「通い袋」を開発した。

笹は通常、伐採からわずか2日程で枯れるが、この袋に入れると約1か月程度は、緑色の新鮮さを保つという。

大弥工芸の作業員約30人は、1月4日から橋本市の高野山真言宗・定福寺の南側の竹薮で、太い孟宗竹(もうそうだけ)を伐採。その枝葉部分を選果場に集荷。男女作業員が選定ハサミを使って、長さ約1メートルに切りそろえ、枯れた枝葉や、形の悪い枝葉を除去。100本を1束にして通い袋に収めた。

8、9両日には計約10万本をトラックに積み込み、今宮戎神社へ納入する。

今宮戎神社では9日=の宵戎、10日=の本戎、11日=の残り戎で、この福笹を参拝者に配り、参拝者の希望に応じて、巫女さんや福娘たちが、福笹にお札や大判・小判、タイ、福俵などを飾りつけ、「商売繁盛でササ持ってこい」と、威勢よく販売することになる。

奥村社長は「今年は害虫も少なく、福笹そのものが瑞々しいので、ぜひ福笹で福を呼び寄せてほしい」と話していた。

写真(上)は選果場での笹作り・荷造り作業風景。写真(中、下)は奥村社長と開発したばかりの素敵な竹葉用の通い袋。


更新日:2022年1月5日 水曜日 15:32

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