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可愛い鯉幟&チューリップ♡五條・生蓮寺~心和む
弘法大師・空海ゆかりの奈良県五條市二見の寄足山・生蓮寺(よらせざん・しょうれんじ)で4月5日、かわいいい鯉幟(こいのぼり)が風に泳ぎ、境内では沢山のチューリップが咲いて、参拝者の心を潤している。
同寺は和歌山県橋本市の隣市にあり、平安初期に嵯峨天皇の皇后様の安産祈願所として創建。本尊は高さ3メートル超の地蔵菩薩。
空海は高野山開創時に立ち寄り、手彫りの小さな地蔵を本尊胎内に安置したことから、寄足山と呼ばれている。
この日、同寺山門の石段わきには、ずらりフラワーボックスが並び、赤、白、黄色のチューリップが彩りを放つ。大きな石板には地蔵様の微笑みと、「おおきに」という文字が彫られていて、思わず「こちらこそ」と呟きそう。
山門をくぐると、まさに境内はチューリップのお庭。本堂わきでは早くも小さな鯉幟が揚げられ、時折、春風をいただいている
また、生蓮寺はその名の通り、美しい蓮花の寺として名高く、毎年6月中旬~9月中旬、蓮(はす)の花が咲き、7月上旬~8月上旬が見頃とされる。
同寺には「母親は明るくなければならない 母親は清らかでなければならない 明るさ清らかさを浴びて いい子は育つのだから」の掲示文。
もう1枚は「雨の日に感謝 晴れの日に感謝 今 生きていることに感謝 コロナ終息を願って」とあり、「合掌」と記されていた。
同寺はJR和歌山線・大和二見駅の近く。橋本・伊都地方の人たちからも崇敬されている。
写真(上)は微笑む地蔵様と「おおきに」と刻まれた石板の彫刻。写真(中)は寄足山・生蓮寺の山門わきで咲き誇る色鮮やかなチューリップ。写真(下)は早くも本堂わきで可愛い鯉幟が泳ぐ。