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白梅の花、赤い鯉も瑞々しく♡高野山真言宗・観心寺

高野山真言宗の遺跡本山・檜尾山(ひのおざん)観心寺(大阪府河内長野市寺元)は、小雨の残る1月27日、白梅の花が開き、枝々に雨露がひかり、大きな鯉が回遊して、わが国の歴史的寺院の趣(おもむき)を見せた。
同寺は大宝元年(701)、修験道の開祖・役行者が開創。弘仁6年(815)には、弘法大師・空海が衆生の除厄のため、自ら刻んだ如意輪観音像を安置、観心寺の寺号を授与したという。
南北朝の英傑・楠木正成の墓や、第97代・後村上天皇の御陵があり、関西花の寺二十五番霊場としても名高い。
この日、夜来の小雨の残るなか、金堂近くの阿弥陀堂周辺では、白い梅の花が咲きそろい、もみじの枝々では、無数の雨粒が輝いて、まるで透明の蕾(つぼみ)のように瑞々しい。境内の池では、まっ赤な鯉が口をぱくぱくと近づいてくる。
観心寺は南海高野線・三日市駅の近くで、参拝・観光客は、疫病退散・家族安泰を祈った後、梅の花や鯉をながめ、心を和ませていた。
3月27(土)、28(日)両日には「観心寺音絵巻〜花と北斗七星を詠う〜」(芸術監督=サキタハヂメ、光の切り絵=酒井敦美)が開催される。
当日の入山料1000円(中学生以下無料)、オンラインライブ配信500円。駐車場無料。詳細は「観心寺音絵巻」でネット検索すればOK。
写真(上)は檜尾山・観心寺の白梅の花。写真(中)は真っ赤で可愛い池の鯉。写真(下)はもみじの枝々に花蕾のように輝く無数の雨粒。


更新日:2021年1月28日 木曜日 00:00

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