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電車、龍王渓を颯爽と♡九度山・遊歩道は一幅の絵

昔のトロッコ道、今は心癒す道として、多くのハイカーに親しまれる、和歌山県九度山町の龍王渓(りゅうおうだに)遊歩道で、山々の紅葉が色づき、12月の清流の音とともに、この季節の一幅の絵を感じさせている。
明治時代後期〜昭和34年は、九度山のまちなか〜高野山間(約28キロ)に森林鉄道が走り木材を搬出。今は遊歩道、生活道となっている。
龍王渓遊歩道は、南海高野線・高野下駅から不動谷川などの下流域を言い、とくに鉄道ファンには紀伊丹生川・鉄橋付近が愛されている。
遊歩道に立つと、いろんな形の岩々が、勢いよく清流に洗われる。裏山の椎出トンネルが響きだすと、間もなく電車が現れて、颯爽と鉄橋を渡ってゆく。
近くには木製ベンチや灰皿も設けた休憩所や、鉄道敷設のため中央を破砕した巨岩もある。道沿いでは真っ赤な実南天が幾つもぶら下がっている。
訪れるハイカーらは、「近くに人がいなければ、マスクを外して歩けるし、都会と違って、空気がめっちゃおいしい。そのうえ鉄橋も電車も渓谷も、自由に撮影できる」と喜んでいた。
写真(上、中)は南海高野線・紀伊丹生川の鉄橋を渡る電車と龍王渓遊歩道の風景。写真(下)は遊歩道わきの休憩所=すぐ近くの鉄橋を電車が往来する。


更新日:2020年12月9日 水曜日 00:02

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