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高野の花たち(244)ツリバナ、天野で愛らしく

ツリバナ(吊り花)はニシキギ科ニシキギ属で、高さ1~4メートルになる落葉低木。日本各地の低山や落葉広葉の樹林内に自生しています。
樹皮は灰色でなめらか。葉は対生で葉身は幅2~5センチ、長さ3~10センチの長楕円形で、葉先は鋭い三角形、縁には細かいギザギザがあります。
5~6月頃、房状になった花の集まりは、緑白色から淡紫色した8ミリほどの花が長い柄の先にぶら下がって咲きます。
秋になると1センチほどの球形の実をつけ、赤褐色に色づき、完熟すると5つに割れ、5つの朱色の種子がその先にぶら下がります。花や実、種子が下垂するこの姿から「吊り花」と名づけられました。
かつらぎ町天野の里、高野山町石道に入る手前での撮影ですが、実は見た感じブローチにしたいほどの愛らしさがありました。花言葉は「片思い」。(K記)


更新日:2020年10月23日 金曜日 23:00

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