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高野の花たち(241)ヌルデ、花言葉は「信仰」

ヌルデ(白膠木)は、別名カチノキ(勝の木)といい、ウルシ科ウルシ属で原産地は日本。落葉の小低木で樹高7メートルほどに成長しますが、大きくなることは少ないようです。比較的水分の土壌条件も良い場所に生育、種子は土中で20年以上の寿命を保つといわれています。
葉は互生し、長さ30~60センチの奇数葉状複葉で、葉軸に翼があるのが特徴です。小葉は3~6対で、雌雄異株。白色の小さな花を円錐状に多数つけ、花序は長さ15~30センチ、花弁は5個、雄花の花弁は反り返り花から突き出ますが、雌花の花弁は反り返らないのが特徴です。
花期は8~9月。名前の由来は、幹を傷つけた時に出る、白い汁を塗りものに使用することから。別名のカチノキは、聖徳太子が蘇我馬子と物部守屋の戦いのとき、この木で仏像を作り馬子の勝戦を祈願したとの伝えから。
葉にヌルデシロアブラムシが寄生して、大きな虫こぶを作り、この中にはタンニンが豊富に含まれ、皮なめしに用いたり、黒色染料、インㇰ、白髪止めの原料として利用、お歯黒にも用いられました。また下痢や咳止めの薬にも用いられたようです。
木材は木彫の材料となり、木札、護摩木、木箱などに利用されました。秋には美しく紅葉することからヌルデモミジとも呼ばれています。花言葉は「信仰」「知的な」「華やか」です。
高野山の大門から中の橋に通じる車道沿いに咲く白いヌルデの花は、コロナ禍をいやしてくれます。(E記) 

更新日:2020年10月2日 金曜日 21:00

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