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なんと藤の実、藤の花♡宝蔵院の水子地蔵~心癒され

和歌山県高野町富貴の高野山真言宗・宝蔵院の水子(子供)地蔵尊が立つ聖域入口で、今、藤棚から沢山の藤の実がぶら下がり、薄紫の花さえも咲いて、清楚な残暑の雰囲気を漂わせている。
ここは〝富貴の盆踊り〟の舞台、観音堂(通称・踊り堂)のすぐ近く。正面では水子地蔵尊が真っ赤な帽子と前垂れ姿で、やさしく微笑んでいる。
入口の藤棚の左右の柱には、太い藤蔓(ふじづる)が力強く巻きつき、青葉に覆われた藤棚の一角からは、一つの花房が日差しを浴びて、いんげん豆のような長い藤の実が、緑風に吹かれている。
藤の開花は4月中旬~5月上旬。それだけに参拝・観光客は、先ず藤の花にびっくり。さらに長~い藤の実にも目を見張り、スマホ撮影して友人知人に配信。新型コロナ禍の陰鬱さを消し去っている。
松尾芭蕉は「しはらくは花の上なる月夜哉(かな)」と詠んでおり、次にやってくる「藤の実と中秋の名月」の情景を思い浮かべるのもよさそう。
写真(上)は宝蔵院・水子地蔵尊の前にぶら下がる長い藤の実。写真(中)は観音堂を背景にした藤の実の数々。写真(下)は開花時期より3か月後でも咲いた藤の花。


更新日:2020年8月19日 水曜日 00:00

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