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新時代へ発進!橋本伊都で仕事始め~電車も快走

和歌山県橋本・伊都地方で令和2年1月6日、行政・企業などの「仕事始め式」があり、財政健全化や地域活性化に向けて、それぞれ決意を新たにした。昔から交通の要衝として発展した橋本市では、JRや南海電鉄の電車が東西南北に往来して、令和時代の新しい息吹を見せていた。
橋本市の仕事始め式は、同市教育文化会館大ホールで開かれ、市議会、市教委、消防、病院を含む職員約300人が参集。国歌・市歌斉唱の後、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が年頭訓示した。
先ず、橋本出身で日本女性初のオリンピック・水泳金メダリスト・前畑秀子(まえはた・ひでこ=1914~95年)さんがNHK大河ドラマ「いだてん」に登場してまちを盛り上げてくれたことや、橋本市スポーツ推進アドバイザーで横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手の米メジャーリーグ・タンパベイ・レイズ入団を讃えながら、一層の活躍を期待した。
行政の仕事としては、橋本市内の3人に1人が65歳以上という、厳しい少子高齢化の現況を説明し、今年のテーマ「未来に向けた挑戦と変革」の精神で取り組むよう指示した。
例えば▽老朽施設の防災改善▽コンサルに頼らず皆で行政指針を考える▽若者による耕作放棄地の活用▽ヘラ竿の発展は米・中・韓ヘラブナ釣り盛り上げから▽今年は財政健全化の総仕上げ~などを列挙して、「全職員一丸となり頑張ろう」と強調した。
一方、昔から橋本は旧・高野街道と旧・大和街道が交差。やがて南海高野線とJR和歌山線が交差する「交通の要衝」として発展した。
この日も国道24号をはじめ、京奈和自動車道・橋本ICや紀の川フルーツライン(広域農道)などで、通勤のマイカーや初荷輸送トラックなどが頻繁に往来した。
JR和歌山線では、真っ赤に色づいた実南天の下を、和歌山や奈良方面に向かう電車が颯爽と走り抜け、南海高野線・紀の川鉄橋では大阪・難波、または高野山方面に向かう電車が、天と水の間を水彩画のように行き来し、心地よい躍動感を見せていた。
写真(上)は橋本市の仕事始め式で訓示する平木哲朗市長。写真(中)は橋本市の南海高野線・紀の川鉄橋をわたる電車風景。写真(下)は実南天の下を走るJR和歌山線の単線電車。


更新日:2020年1月7日 火曜日 00:00

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